「第13回 私の針仕事展」に行って来ました。

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はちもんの参加賞で招待券を貰ったので、母と二人でキルト展に行って来ました。
西部池袋店で8/23〜31に開催されていた「第13回 私の針仕事展 100余名のキルト遊び えん」の最終日にふらっと。
んで、何で終わってから4日もたってから書いてるかって言うと単純に私のやる気スイッチが入らなかっただけです。では行って見ましょう。

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とにかく圧倒される

入り口付近にはどれも2m四方はあるかと思われる大作が展示されていました。
もうそれだけでも圧倒されるのに、全ての作品が一つ一つのパーツは小さい上に縫い目が細かい!手縫いなのに!!
さらに数点の作品はパッチワークの技法だけでなく千鳥格子などの刺繍が施してあるんですよ。
私は基本的に手縫いが苦手で嫌いな人間なので、アップリケを付けて、パーツを剥ぎ合わせて、さらにキルティングステッチを入れて…と過程を想像するだけで気が遠くなります……。
ねぇ、それ、何年かかるの
それと、展示されている方のパッチワーク歴が、どの方も最低20年とかで…ちょっと意味がわからない
それだけ情熱を傾けてきた方々ならではの精緻と言っていいほどに整っていて細かいぐし縫い。惚れ惚れしてしまいました。
基本的に撮影禁止だったのですが、撮影可能エリアにあっただけでも載せておきます。
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個人的に好きだと思った作家さん

鷲沢玲子さんという大御所の作家さんの作品が個人的に一番好きです。
この作品の何処にびっくりしたかっていうと、中央のモチーフの背景にある格子模様がモチーフの輪郭を避けて縫われているところです。
そこの労力を想像するだけで目がくらみそうなのに、さらに四隅には別々のモチーフが縫い取られていて、全体の絵を取り囲むようにグラデーションになるように幾何学模様が縁取っているんですよ。どれだけの技術と時間がつぎ込まれているのか想像が付かない…。
鷲沢玲子 パッチワーク
この方の作品が一点会場内で展示販売をされていたのですが、2m四方のものが約300万円の値が付いていました。個人的にこれだけ知名度のある方の精緻な刺繍が施されている大物の作品ならこの価格は妥当なところかなとは思いました。

見てると作りたくなるハンクラ者のサガ

出口近くに愛用しているソーイングポーチなども展示されていたのですが、大作を見た後に見ると、あのぐらいなら自分でも出来るんじゃないかという謎の自信がわいてきます。多分気のせいです。
特に気になったのが、なんだか立体的になっているアレ。調べたところブティというフランスで発展したした刺繍のようです。
図案をぐし縫いで刺したあとに、毛糸針などでコットンヤーンと呼ばれる太い糸を中に詰めて立体感を出しているものらしいです。
初心者が挑戦するにはなかなかハードルが高そうだけれども、クッションとか仕立ててうちのドールたちに持たせたいと思ってしまいました。多分そのうち挑戦します。

すごく刺激を受けた一日でした。
途中から語彙が吹っ飛んで母と二人「すごい」しか言っていなかったけれども。