にっかり青江単騎出陣in山梨に行ってきました。

※ 当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

はい、去る2021年10月12日、にっかり青江単騎出陣の山梨公演にいってきました。
春の福岡公演に行った友人から「すごくいいから絶対行って」とハードル爆上げされていたのですが、期待以上の公演でした。

スポンサーリンク
336

ネタバレを含まない感想

山梨会場はホールが結構小さくて、21列しか座席がなかったです。
で、私は13列目だったのでほぼ真ん中だったのですが、近さ的には腕を伸ばしたところに1/8フィギュアを置いたくらいの体感です。
つまり近い。表情までよく見える……とはいきませんが、舞台全体が視界に入り、かつ、ちゃんと表情が伝わるくらいの距離感でした。
もっと遠い席を覚悟していたので、とっても嬉しい誤算。

今回生で青江を見るのが初めてだったのですが、荒木さんの青江は本当に1/1青江って感じで立ち姿も本当に青江でした。
コスプレではなく、きちんと「にっかり青江」として存在していました。
そして所作もめっちゃ綺麗。
動きにブレがないし、止まらないといけないところはキチッと止まって流れていかない。
ゆっくり腕を下げていくところも腕が全然ブレない。筋肉に裏打ちされた優雅さがすごかったです。
見た目が本当に細身なので、きっとインナーマッスルがすごいんだと思います。
歌ものびやかで甘さを含んだテノールって感じで聞いていて、とても耳が幸せでした。

一言で今回の公演を表現するなら100%青江、ですね。

次からはネタバレありありの覚書になります。
ネタバレが嫌いな方はブラウザバック推奨です。

 
 
 
ネタバレOKな方は下へ↓↓
 
 
  
ここからは公演直後のメモを、ほぼそのまま掲載しています。
読みにくい部分、わかりにくい部分が多々あるかと思いますが、よろしくお願いしますm(_ _)m

ネタバレしかない覚書

今回の出陣は青江の修行中の様子ってコンセプトで全国行脚をしています。
本当に単騎、にっかり青江一振りだけしか舞台上にいないの、実際に見るとすごさがわかる。ダンサーもいないんだぜ…。
始まりと同時に右手のスクリーンに投影されていた幽霊がふわりと消えて青江が出てくる。刀を手に取り舞歌う。
「一度見てみたかったんだ。大きくて、立派で、美しいからね。……富士山の事だよ。信玄餅を食べながらゆっくりみたいな」
小粋な地元トークからの流れるように勺を手に講談へ。
会津征伐に向かう家康と鳥居元忠(物吉)との会話。伏見城を護る物吉の奮闘。物吉の笑顔が好きと語る青江。
そして城陥落の瞬間に会いに行った青江が見た物吉の無理して笑った顔。その笑顔に何か胸にもやもやとしたものを覚える青江。

語り終えてから『かざぐるま』を歌い上げる青江、どこか寂しそう。
修行の見送りに来る刀に一言ずつ言葉を交わす青江。
心覚までの刀ミュに顕現した刀と全てと言葉を交していた。
戻れるかわからないよ…と言いながら剣舞を披露。戻れるかわからないとか…言うな。
旅の途中で子供と触れ合う体でのコール・アンド・レスポンス。いや、手遊びだけれども。
こう、子供にするように接せられるの、皆めちゃくちゃ優しくしてくれて好きです。青江がめっちゃ笑顔で褒めてくれた。
子供を寝かすのは得意なんだ、からの『瑠璃色の空』
歌が進むにつれ、あやす子供も育っていって、おそらく青江の手を離れた辺りから声から楽しさが消えて行くのがすごい。すごいけど不安になるから。この辺りから涙腺がやばくなり始める。
からの、三百年の思い出を語りだす。
「蜻蛉切さんが高い高いをしても笑うんだ。……本当に高いからかな?」
「槍の先に括り付けて高い高いをした時も笑っていたよ。その頃から肝が座っていたのかな?……ああ、槍に付けたのは村正さんだよ。蜻蛉切さんの槍を持ち出してイタズラしていたんだ。嫌いだ、なんて言いながらよく信康さんに花を上げていたよ。トリカブト、彼岸花、鈴蘭……毒草ばかりだね」
「大倶利伽羅さんもこうやって独りで刀を振っていたね。馴れ合わないと言いながらも慕われてしまうんだ。信康さんと五平に剣術を教えていた(忘れた)」

「新しい刀が増えるのはめでたい事なんかじゃない。護る物が増えただけだ」
「僕がもっと強ければ彼らは刀のままいられたのに」
旅の途中、独りでいることが増えたせいか内省を始める青江。襲い来る歴史遡行軍を斬り伏せながら「こうしていると無心になれる。無心……心がなくなる?それは駄目だ(うろ覚え)」
強くなりたい、強くならなければ、と言いながら敵を斬り伏せていく青江、自身を傷つきながらも強さを追い求める姿は狂気じみ、どこか焦りと不安が伺える。
「折ったり折られたりしよう!」
(小傷台詞、真剣必殺台詞、あと多分一騎打ち台詞を言いながら敵を斬っていた。シャドウボクシングならぬシャドウ殺陣。めちゃくちゃ動いてた)(上着ぬいだ)

ひとしきり敵を切り倒してから
「違う、僕が欲しいのはこの強さじゃない……。こんな事じゃ石切丸さんに怒られてしまうかな…。検非違使を退ける時に見せた石切丸さんの護る強さ……でも石切丸さんでさえあちら側に連れて行かれそうになった……護る強さでは足りないんだ…(うろ覚え)」
突然の石かりに私の中の腐った部分がキャッキャしてる。早く前みたいに舞台上でいちゃついて。

どこかから囁く女の声がする。声の源を探しているとそれは青江自身だった。赤い目が大写しになって暗転。
暗転が終わると左手奥から右半分の小面を付けて右半身に幽霊の着物を纏った青江が出てくる。
そこから幽霊と青江の対話。結構激しい。
青江は怯えているし、幽霊は妖艶で何を考えているかわからない感じ。
切り替えが素早く上手く荒木さんのポテンシャルの高さを感じる。逃げても逃げても、ついてくる半身、って感じ。
「後悔しているのでしょう?今なら、やり直せます」
「そんな事をしたら歴史修正主義者と同じじゃないか」
「でも、後悔したくないのでしょう?」
思うように歴史を変えろと唆す幽霊と抗う青江。自ら刀を首に当てて自害しようとするが、寸でのところで思いとどまる。
「僕は…笑わせたい。そして僕も心から笑いたい」
「君を斬った事実は変えられない。それが歴史だから…」刀を手に取り
「君は、許してくれるかい?」「……ありがとう」捌けていく。
暗転

プロジェクトマッピングで月が写り、青江からの手紙が読み上げられる。
右手の布に青江の一部が映し出され、何重にも重なって青江の手紙が読み上げられる。
三通目が読み上げられると同時に左手から極になった青江が登場、刀剣乱舞ver青江を歌い上げる。
極になった瞬間妖艶さが増した気がする。
カテコ。あなめでたやを歌ってくれる。美人。
カテコ2回目、幽霊と一緒にお辞儀。
カテコ3回目、閉幕アナウンスが聞こえたところでもう一回出てきてくれてお辞儀。神か。

まとめ

ミュの青江はみんなと適度な距離をとってるように見えていたけど、今回の公演で、本当はすごく仲間の事を大事にしていて、やさしくて繊細な青年なんだなっていうのがすごく伝わってきてた。
元々青江は好きなキャラだったけど、この公演で更に一段深い沼にはまった感じがする。
荒木さんも青江も大好きだ!!!