陸奥守吉行を見に行ってきた

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江戸東京博物館で開催している、『没後150年 坂本龍馬』に陸奥守吉行を見に行ってきました。
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没後150年 坂本龍馬

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今回のお目当て、陸奥守吉行

お目当ての陸奥守吉行はすらっとしてかっこいい刀でした。
焼けて反りと元の刃文が消えていましたが、それでも格好良かったです。元の刃文は角度を変えるとうっすら見えました。
同じく一度焼けた燭台切光忠も反りのない刀でしたが、あれも燃えた影響だったのかもしれません。

実戦刀はかっこいい

あと、明治初頭にイギリス公使のパリス氏が襲われたパークス襲撃事件の際に使用した刀も二振り展示されていました。
実際に使用され、刃こぼれのある刀は初めて見たのですが、歴戦の勇士!といった趣で格好良かったです。
とくに兼元の刀はノコギリのような綺麗な三角形が並んだ互の目尖り刃で素敵でした。あそこまで綺麗に並んだ互の目はそうそう見られません。
一緒に行った友人はもう一振りの中井弘が使用した無銘刀の方が身が厚くよく切れそうで好きだそうです。
彼女の刀の鑑賞は実際に使ったらどうか、という独特の観点が加わるので面白いです。
使用者の中井弘氏もなかなかヤンチャだったようで、伝記などがあれば読んでみたい人物です。
パリス氏を助けた功を称えてビクトリア女王から贈られた儀仗刀も全面にびっしり彫りがほどこされていて美しかったです。象牙っぽい素材でライオンの頭を象った柄も相俟って、まさに宝剣といった風情でした。ただし、切れ味は悪そうです。

書き文字色々

刀だけでなく、結構な量の龍馬さんの手紙が展示されています。
わりと悪筆で、活字の説明と見比べてもどこに何が書いてあるか、いまいちわかりづらかったり。
その点、勝海舟の日記は「あ、これ頭いい人の文字だ」とわかるぐらいに美しさでした。草書体読めませんけど。
ただ、新撰組の方々の字もなかなかに癖があって読みづらいので、そういうものなのかもしれません。人柄が表れるんでしょう。

他にも幕末の文物がたくさん

他にも、龍馬が暗殺された京都・近江屋の床の間に飾られていた「血染掛軸」やおりょうさんが弾いていたという月琴やら珍しいものがたくさん展示されています。
個人的には伊能忠敬の日本地図の一部が実際に見られたのが感動しました。
本当に精密に作られていて、八丈島まで描かれているんですよ。行ったの?船で?ってびっくりしました。

お土産コーナーも充実

お土産コーナーにはやっぱりというか、時勢だなというか、刀や刀剣乱舞関連のグッズがたくさんありました。
新規イラストを使った陸奥守吉行グッズや、刀手ぬぐい、ポストカードなどなど。
個人的に気になったのは幕末の人物がキャッチコピーと一緒に描かれているトランプです。ジョーカーはペリーでした。幕末好きにはたまらないかんじ。
5/25~28日には刀剣乱舞とコラボして陸奥守吉行の等身大パネルが展示されます。
興味のある方はぜひどうぞ。